神門ぺぷし闘魂創作日記

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zoom RSS 息子の自転車

<<   作成日時 : 2007/02/20 15:44   >>

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 平日の午前中に一人で自宅にいた。ちょっとそこまで買い物に行こうと思って中学生の息子の自転車を借りていこうと思った。鍵を持って駐輪場に行ったが、どの自転車かわからない。散々探してようやく見つける。緑色の車体の自転車だった。引いていって乗ろうとすると股がきつい。身長は自分を越していないのに足の長さは越したというのだろうか。無理したら乗れないわけではない。サドルを下げるのも癪なのでそのまま漕ぎ出した。右手の握りにギアのチェンジがあった。最初にスタートとあって、数字の2、3とある。従来の自転車のように苦しくなったらギアを変えて楽にするというタイプのものではないようだ。車のようにスピードが出たらにギアを変速させていく。信号で停まるたびにギアを元に戻す。知らない間に自転車も変わったものだ。

目の前に紺色のセーラー服の女子学生のうしろ姿が見えた。背中にリュックを背負っている。中学生らしい。ひょっとして中学校は、もう終わったのだろうか。うちの息子が帰ってくるところに出くわすと困ったなと思った。「勝手に自転車に乗って」と怒るのが目に見えていた。そんなことを考えながらセーラー服に近づくと、突然、その女の子がこちらを見て、びっくりしたような表情を見せた。それは、驚愕という表情だった。人通りの多い場所だったので、不審者に思われたわけでもなさそうだ。横を通り過ぎたときにも、こちらを凝視していた。短いストレートの髪の中学生らしい女の子だ。目も鼻も口も中学生らしい。中学生の女子としては中肉中背、これといった目立ったところはなかった。

通り過ぎてしばらくしても彼女の顔が脳裏に浮かんでいた。もしあんな表情をしなければ、記憶の片隅にも残らなかっただろう。なぜあんなに驚いたのだろうか。私のような中年男性を見て驚いたとは思えなかった。緑色の自転車が原因だったのだろうか。

あの子は息子と同じ学校の生徒だったのだろうか。

それにしても、平日の午前中に往来を歩いている女子中学生というのもおかしい。

いろんな推測ができるが、正しい答えは見つからないままだった。
私の知らないうちに時代が変化していた。自転車が変わった。息子の足が伸びた。それ以外にも変わったことがいっぱいあるのだろう。


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